皆様、こんにちは。
広島市でフィットネスジムを運営しているfitnessgym Vace1です。
前回は「夏バテ※」についてお伝えしました。※前項:ブログ:身体が重い…それって夏バテかも!
引き続き猛暑が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
体調など崩されていませんか?
気温が高かったり、湿度の高い場所では何かと汗をかく機会が増え、夏バテ防止や、体調維持には欠かす事のできない「ミネラル」が多く失われてしまいます。
今回は、このよく私たちが耳にする「ミネラル」とは何なのか?
また、この「ミネラル」が不足してしまうとどうなるのか?
などなど、お伝えする内容がとても多いので、今回と次回の2回に渡り詳しくご説明したいと思います。
私たちがよく耳にするミネラルとは?
「ミネラル」は、私たちの身体にとってとても大切な五大栄養素のひとつです。
ミネラルは「無機質」とも呼ばれ、この「無機質」とは地球上にある118種類の元素のうち、酸素、水素、窒素、炭素の4つを除いた元素のことを指すんだそうです。
「ミネラルって114種類もあるの??」
とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、現時点で私たちの身体に必要なものは、その中の16種類なんだそうです。
◇必須ミネラル16種類
- ナトリウム
- マグネシウム
- リン
- 硫黄
- 塩素
- カリウム
- カルシウム
- クロム
- マンガン
- 鉄
- コバルト
- 銅
- 亜鉛
- セレン
- モリブデン
- ヨウ素
ミネラルが不足すると…
ミネラルは骨をはじめとした身体の組織を構成したり、身体のコンディションを調整するために欠かせない栄養素です。
しかし、このミネラルは私たちの体内では生成することができません。
よって、ミネラルの不足分は食べ物や飲み物から摂取する必要があるというわけですね。
もし、このミネラルが不足してしまうとどのような症状が起こるのか、代表的なミネラル分を例にしてご説明します。
カルシウム
カルシウムは体内に最も多く存在するミネラルと言われています。
骨や歯を構成する成分ということはご存知の通りで、筋肉の収縮や、神経の興奮を抑制する作用などもあるんです。
またカルシウムは他の栄養素と比べ、吸収率が若干低い成分のため、意識して摂取しなければ不足しやすいミネラル分となります。
このカルシウムが不足すると、
- 骨や歯が弱くなる
- 動脈硬化・高血圧
- イライラ
- 肩こりや筋肉痛
などの症状が起こります。
小魚や乳製品、大豆製品に多く含まれていますので、意識的に摂取するようにしましょう。
リン
リンは、私たちの身体の様々な細胞内に存在しているミネラルの一つです。
なんと、成人の体内には、体重の約1%(最大で850g)のリンが存在するとされているんだとか。
このリンは、脂肪やたんぱく質と結合することで細胞膜や核酸の構成要素としてエネルギー産生においてとても重要な役割を担ってくれているんです。
このリンが不足すると、
- 衰弱
- 食欲不振
- 倦怠感
などが生じることがあるみたいですが、リンは様々な食品に含まれるため、不足することはほとんどありません。
カリウム
海藻類、野菜、果物、豆類などに多く含まれている「カリウム」は、私たちの身体に必要なミネラルの一種で、血圧を正常に保つ役割を果たしてくれています。
また、ナトリウムを排出する作用もあるため、塩分の摂り過ぎを調節する上でとても重要なミネラルです。
血液中のカリウム濃度が非常に低くなった状態のことを「低カリウム血症」といい、カリウム濃度が低下することにより
- 筋力の低下
- 筋肉の痙攣や麻痺
- 不整脈
などが起こることもあるそうですが、このカリウムもリンと同様、様々な食品に含まれているため、通常の食生活で健康に悪影響が及ぶほど不足することはないと考えられています。
ナトリウム
ナトリウムは、カリウムとともに体内の水分バランスを調整したり、細胞外液の浸透圧を維持したりといった重要な働きを担ってくれています。
ナトリウムが不足すると、
- 吐き気
- 頭痛
- ひどい場合は昏睡状態
といった、熱中症のような症状を引き起こすため注意が必要です。
夏場のような汗をかく機会が多くなると、ナトリウムは汗として体外へ排出され、水分をたくさん補給していても、体内のナトリウムが薄まるため、脱水症状になってしまうことも。
よって、猛暑日やたくさん汗をかく場合は、水分摂取だけでなくナトリウムの摂取も意識しましょう。
マグネシウム
マグネシウムは、人体に必要なミネラルの一種で、リンやカルシウムとともに骨を形成するほか、体内のさまざまな代謝を助ける機能を持っています。
マグネシウムが不足すると
- 不整脈
- 虚血性心疾患
- 吐き気
- 筋肉のけいれん
などが起こると言われています。
マグネシウムは海藻類、ナッツ類、魚類に多く含まれているので意識的に摂取してください。
まとめ
今回は、夏場によく聞く「ミネラル」についてお伝えしました。
まだまだお伝えしたい内容も多いため、次回もこの「ミネラル」についての続きをお伝えしたいと思います。
体内で生成することができない為、食べ物や飲み物から上手に摂取する必要があるミネラル。
不足しても、過剰に摂取しても身体に悪影響を及ぼすため、正しい知識を持つことが大切です。
正しいミネラルの摂取で夏バテの予防はもちろん、健やかな日々をお過ごしください。
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