こんにちは。
広島市でフィットネスジムを運営しているfitness gym Vace1です。
「筋力トレーニングの後はお風呂に入らない方が良い」という話をたまに耳にしますが、本当のところはどうなのでしょうか?
ジムから帰ってきた後の温かいお風呂は、多くの人にとって一日の疲れを癒やす最高の瞬間です。
ですが、このリラックスタイムがもしトレーニングの成果を台無しにしているなら、考え直す必要がありますよね。
今回は、筋力トレーニングとお風呂の関係について深くお伝えしたいと思います。
筋トレが身体に与える影響
筋力トレーニングは、たくさんの身体的変化をもたらします。
重量を持ち上げることで筋繊維に微小な損傷が発生し、その修復過程で筋肉が成長します。
これは、身体が次回、同様のストレスに耐えられるように調整するためです。
また、筋トレは、身体がカロリーを使いやすくすることで、より多くのエネルギーを燃焼し、体脂肪を減らして筋肉を増やす手助けをします。
運動直後には、筋肉がエネルギーの再補給を求め、ストレスと疲労を感じるため、適切な栄養と休息が重要になります。
入浴が身体に与える影響
一方で、入浴は身体に対してリラクゼーションと回復の両方の効果をもたらします。
温かいお風呂に入ることで身体は温まり、血管が拡張して血流が改善される為、筋肉の修復に必要な栄養素と酸素が筋肉に届きやすくし、筋トレ後の回復を助ける可能性があります。
リラクゼーション面では、副交感神経系を刺激してくれる為、ストレスホルモンのレベルを下げ、温かいお風呂は睡眠の準備としてもとても有効で、体温の自然な低下と連動して睡眠を促進してくれます。
ですが、非常に高温のお風呂は血圧を急激に下げたり、炎症を引き起こしたりするリスクがあり、特に高強度のトレーニングをした後は避けましょう。
また、水分補給にも気を配る必要があります。
適切な入浴は筋トレ後の回復プロセスをサポートしますが、温度やタイミングには注意が必要です。
筋力トレーニング後のお風呂はN G!と言われる理由
筋力トレーニングの後にお風呂に入らない方が良いとされる理由は、主に以下のような懸念から来ているようですね。
- 血圧の急激な変化:筋トレ後、体は熱くなっており、血管は拡張しています。高温のお風呂に入るとさらに血管が拡張し、血圧が下がる可能性があります。これにより、立ちくらみやめまいを引き起こすことがあります。
- 筋炎症の増悪:トレーニングによる筋肉へのマイクロダメージは炎症反応を引き起こすため、高温によるさらなる血流の増加は炎症を悪化させると考えられています。
- 疲労物質の排出遅延:筋トレによって筋肉内に蓄積した疲労物質(乳酸など)を排出する過程が、高温で血流が増加することによって遅れるという理論があります。
ですが、これらの理由は一概に全員に当てはまるわけではなく、個人の体調やお風呂の温度などによって異なります。
こんなにある!筋力トレーニング後の入浴メリット!
そうは言っても、筋力トレーニング後の入浴にもたくさんのメリットがあります。
- 筋肉のリラクゼーション:温かいお風呂は筋肉の緊張をほぐし、リラクゼーションを促進します。これにより、筋肉痛の軽減や柔軟性の向上が期待できます。
- 血流の改善:温浴による体温の上昇は血管を拡張させ、血流を促進します。これにより、筋肉に栄養素がより効率的に運ばれ、疲労物質の排出が早まる可能性があります。
- ストレスの軽減:お風呂は心理的なリラクゼーションにも寄与し、日々のストレスからの解放感をもたらします。リラックスすることで、全体的なウェルビーイングが向上し、ストレスによる過食への抵抗力も増します。
- 睡眠の質の向上:筋トレ後の入浴は体の温度を上げ、その後の体温の自然な下降が睡眠を誘うことが知られています。より良い睡眠は回復を促進し、次の日のトレーニングのための体力を回復させます。
- 疲労の回復支援:温浴は、特に適度な温度で行うことで、疲労回復をサポートし、次のトレーニングセッションに向けて体をリフレッシュさせる効果があります。
- 免疫機能の向上:定期的な温浴は免疫システムの働きを強化するとも言われており、体調を整える上で役立つ可能性があります。
- 心臓血管系の健康:温浴は心臓の健康にも良い影響を及ぼすとされており、定期的に入浴することで心臓病のリスクを低減できるという研究結果もあります。
特に高温のお風呂を避け、入浴時間を適切に管理することが大切です。また、水分補給にも気を付けて、脱水を防ぐことが重要です。
まとめ
「筋力トレーニングの後はお風呂に入らない方が良い」という主張は、一概にウソともホントとも言えません。
温浴の効果は入浴の温度や個人の体調、筋力トレーニングの強度に大きく依存しますが、適度な温度でのお風呂は筋肉のリラクゼーション、血流の促進、疲労回復を支援するなど、ダウンタイムを最適化するための素晴らしい方法となり得ます。
一方で、非常に熱いお風呂は血圧の低下を招いたり、炎症を悪化させるリスクがあり、これらの条件下ではトレーニング後の入浴は推奨されない場合もあるということがお分かりいただけたかと思います。
高温浴や脱水には注意し、個々の健康状態やトレーニングの強度に応じて、最適な方法を選択することが重要です。
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