皆様、こんにちは。
広島市でフィットネスジムを運営しているfitnessgym Vace1です。
2023年がスタートし、あっという間にお正月ムードは過ぎ去りましたね。
私の記憶では、私たちの住む広島市は12月25日のクリスマスから本日1月12日までの間、1日も雨や雪が降っていません。
とても乾燥した日々が続いています。
1〜2月は一年を通して最も乾燥する季節です。
たかが「乾燥」でしょ?
と思われるかもしれません。
ですがこの乾燥した空気は、意外にも私たちに様々な弊害をもたらします。
今回は、「乾燥」がもたらす弊害や、乾燥する空気との上手なつき合い方についてお伝えしたいと思います。
乾燥した空気とは?
一言に「乾燥している」と言っても、湿度が何%の時が乾燥しているといえるのでしょうか。
気象庁では、目安として湿度がおよそ50%未満の状態を「乾燥している」とし、反対に「湿った空気」の目安としては、湿度がおよそ80%以上の状態のことを指しているようですね。
また、大きな商業施設や博物館、図書館、美術館などの公共施設、企業のオフィス、学校などの環境を維持・管理するための基準を厚生労働省が定めた「建築物環境衛生管理基準」によると、建物内の湿度は40%以上、70%以下に調整するよう奨励されているとのことです。
乾燥しやすい時期は?
日本は春夏秋冬の四季によって気候が変動する特徴があります。
基本的に秋から春にかけての11月から3月くらいまでが乾燥しやすいとされていますが、乾燥のピークとされているのは1月から2月になります。
よく、気象予報などでも用いられている「湿度」という言葉。
ここで使用されている「湿度」という言葉ですが、「相対湿度」を示していることが多くあり、この相対湿度とは、空気中の1立方メートルあたりにどのくらいの水分量を含むことができるかを示したものになります。
ですがこれは、温度によっても変動されてしまうものであり、例えば気温が10℃の時に湿度が50%だった場合、室温を20℃に温めたとすると湿度はその半分の25%になってしまうため、冬場に寒いからと室内で暖房をつけると、より乾燥した空間となってしまうことも…。
したがって、特に乾燥する1〜2月は室内に加湿器や濡れたタオルなどを置いて過ごし、生活空間の湿度を上げるなどの工夫をおすすめします。
乾燥した空気がもたらす弊害
空気が乾燥した環境は、私たち人間にとっては良いことではありません。
空気の乾燥は以下の弊害をもたらすからです。
○【感染症にかかりやすくなる】:気温が低く、乾燥して湿度が低い環境下では、ウイルスの空気中での生存時間が長く、活性化するということがわかっています。また、低温かつ低湿度の環境では、ウイルスを含んだ飛沫の水分が蒸発して軽くなり、ウイルスが空気中を漂う時間も長くなる為、感染症にかかりやすくなるようです。
○【脱水を起こしやすくなる】:脱水と聞くとどうしても暑い夏をイメージされると思いますが、実は冬も脱水になりやすいんです。体内の水分は、皮膚や粘膜、呼吸を通して蒸発しますが、乾燥している環境下では、この水分の蒸発する量は自然に増加してしまいます。そして気温の低い冬は、夏ほど汗をかかないため、喉が渇きにくく、水分摂取量が低くなることが多い為、気づけば水分不足に…なんてことも。体内の水分が不足になると、血栓(血の塊)ができやすくなり、その血栓は血管に詰まりやすくなる為、注意が必要です。
○【肌のトラブルを引き起こす】:冬は皮脂の分泌量も少なくなるため、肌が乾燥しやすい状態になります。肌が乾燥すると、ザラつき、粉をふく、かゆみなどの肌トラブルに繋がりやすくなります。また、気温の低い冬は血流が滞りやすく、肌のバリア機能も低下してしまいます。肌の保湿や、身体を冷やさない工夫が必要となります。
○【喉のトラブルを引き起こす】:多くのウイルスは、湿度が40%以下になると活発に浮遊すると言われています。喉が乾燥してしまうと喉粘膜の働きは弱まり、ウイルスや細菌が侵入しやすくなってしまいます。乾燥する季節になると喉が炎症したり、風邪をひきやすくなるのはこの為です。
乾燥を感じたら積極的に「加湿」をしよう!
最も簡単な乾燥対策は加湿器です。
家電量販店やインターネット上にて、様々なデザインや機能の加湿器が低価格で手に入るのでおすすめです。
もし、加湿器以外で対策をする場合は、濡らしたタオルや洗濯後の洗濯物を室内に干すなども効果的です。
先ほど、ウイルスが活発に浮遊する湿度が40%以下になると、ウイルスが活発に浮遊してしまうとお伝えしました。
まずは皆様が生活されている環境の湿度を把握し、50%~60%の湿度を目安として保つといいでしょう。
ですが、湿度が高くなりすぎるとカビやダニの繁殖を増やしてしまうなんてことにもつながる為に注意が必要です。
最適な湿度と温度を調節してください。
まとめ
今回は、「乾燥」についてお伝えしました。
乾燥した生活環境下は私たちの身体に様々な弊害をもたらします。
まずは日々、湿度に注目し最適な湿度に保てる工夫をしましょう。
気温が低い冬は何かと体調を崩しやすい季節です。
ご自身でできる対策はしっかりと行い、健やかな日々をお過ごしください。
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